「量販店で『200Vの方が涼しいですよ』と勧められて買ったエアコンが、家で動かなかったんです……」――福岡市内で本当に多いご相談です。築40年以上のお家は、家自体の引き込みが「単相2線式」で、そもそも200Vが取れない作りの建物がまだあります。コンセントだけ替えても解決しません。福岡の現場で15年やってきた感覚で、「買う前に確認しておきたいこと」を電気工事士の目線でお話しします。
量販店で「200Vの方が涼しい」と勧められて買っても、家の引き込みが対応していないと動きません。築40年以上のお家は単相2線式(電線2本)で200Vが取れないことがあり、コンセントだけ変えても解決しません。単相3線式への切り替えは九州電力への申請+電気工事士による工事が必要で、工務店・九電工は中抜きで高額になりがちです。町の電気屋さんで本体と工事を一括でご相談いただくのが安心です。
1量販店で「200Vが涼しいですよ」と言われて、家で動かない
大事な前提なのですが、量販店の店員さんは商品のスペックや機能にはお詳しくても、取り付け工事の専門ではありません。エアコンは現場でお家を見て判断するものですが、店員さんが日々それをやっているわけではないんです。
それでもお仕事ですので、売り上げを上げるために、高機能で価格帯の高い機種を勧めようとされる傾向があります。これ自体はビジネスとして当たり前のことではあります。ただエアコンは「家に取り付けられる機種か」「引き込みや配線に合うか」が肝心。これは 実際にお家を見ないと判断できません。
店頭で機種だけ決めてしまうと、買ってから家で動かない・返品もできない、という二次災害になりがちです。気になる候補があれば、機種を選ぶ前に一度ご相談ください。
2家の「引き込み」って何?築40年以上は単相2線式が多い
「引き込み」とは、電力会社から家に電気が入ってくるところのこと。家の外をよく見ると、電線が2本の家と3本の家があり、本数でその家で使える電圧が決まります。
- 単相2線式(電線2本タイプ):100Vしか取れない。築40年以上の戸建て・団地・社宅などに多い
- 単相3線式(電線3本タイプ):100Vも200Vも両方取れる。1980年代以降のお家は基本こちら
つまり200V対応のエアコンを使いたい場合、家自体が単相3線式に切り替わっている必要があります。コンセントの形を200V用に変えるだけでは200Vは取れません。
家の外の電力メーター付近で引き込み電線の本数を確認(2本=単相2線、3本=単相3線の可能性が高い)。分かりにくいときは、メーターまわりと分電盤の写真をスマホで撮ってお送りいただければ、こちらで判断します。
3単相2線→3線への切り替え工事の中身(九電申請+電気工事士)
ウチが単相2線式だった場合、200Vエアコンを動かすために単相3線式への切り替え工事が必要になります。流れは大きく3つです。
- 九州電力への申請:電気工事士が代行で手続き
- 引き込み線の張り替え:家の外の電線を2本から3本に
- 分電盤の交換:家の中の分電盤を単相3線対応に
申請から工事完了までトータルでおおよそ1〜2週間ほどお時間をいただきます。工事自体は1日で終わりますが、九電側の申請が下りないと電線張り替えができないので、このくらいの期間が必要です。
引き込み線・分電盤を触る工事は第二種電気工事士の資格を持った人にしかできないと法律で決まっています。資格のない業者の工事は違法で、火災のリスクもあります。
金額は分電盤の状態や配線経路で工事内容が大きく変わるので、現場を拝見してから正確にお見積もりをお出ししています。
4工務店・九電工に頼むと高額になりがちな理由
「切り替えなら工務店に頼めばいい?」と思われる方も多いですが、ここに金額のからくりがあります。工務店さんに依頼した場合、実際に工事をする電気工事士は下請けとして現場に入ることがほとんどです。九電工さんも同じで、何社か経由するごとにマージンが乗っかり、お客様の支払う金額が膨らみやすい構造になっています。
相場よりかなり高額な金額を提示してくるケースも実際に耳にします。引き込み変更工事は専門性が高くお客様の側で相場を判断しにくいので、足元を見られて本来より大きな金額を払ってしまわれた、というご相談もあります。
エアソリは電気工事士の資格を持つスタッフが直接現場に入る町の電気屋スタイルです。仕入れも工事も自社で一括対応するので、間に何社も挟まりません。エアコン本体と切り替え工事を同時にご依頼いただければ、トータルの金額を抑えやすいのが強みです。
5町の電気屋さん感覚で、家ごと拝見してから決める
200V対応のエアコンを検討されているなら、まずは機種を決める前にお家の状況を見せていただくのが一番安心です。「お家を見てから機種を一緒に選ぶ」というのは昔ながらの町の電気屋さんが普通にやってきたことで、中抜き構造がない分、丁寧な仕事に繋がります。
エアソリでは、お電話・LINEでご相談いただいたあと、現地調査にお伺いします。
- お部屋の畳数・断熱・コンセント位置を見て、合うエアコンの能力をご提案
- 引き込み(単相2線か3線か)を確認して、200V化の要否を判断
- 切り替え工事が必要な場合は九電申請から工事まで一括対応
- エアコン本体と同時依頼でトータル金額を抑えやすく
- 仕上げは化粧モール(配線カバー)でお部屋の見た目もきれいに
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「量販店で機種を勧められたけど家で使えるか分からない」「ウチが単相2線か3線か知りたい」「他で見積もりをもらったけどセカンドオピニオンを聞きたい」――ふんわりしたご相談で大丈夫です。福岡の現場で15年、第二種電気工事士のスタッフが現地調査から責任を持って対応します。
年中無休 8:00〜20:00 | 福岡全域対応
機種選びの前段階のご相談から承ります
対象エリア:福岡市・糟屋郡・近郊エリア対応エリア詳細
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よくある質問
主にパワーと対応畳数の違いです。200V対応はおおむね10畳以上の大型機種に多く、立ち上がりが早くしっかり冷やしやすい傾向があります。ただし200Vが必要かどうかはお部屋・お家の引き込み次第なので、必ずしも200Vが正解ではありません。
家の外の電力メーター付近にある引き込み電線の本数を見ていただくと、2本なら単相2線、3本なら単相3線の可能性が高いです。分電盤のメインブレーカーや検針票でも判断できます。不安なときはメーターまわりと分電盤の写真をスマホで送っていただければ、こちらで判断します。
九州電力への申請を電気工事士が代行し、引き込み線の張り替えと分電盤の交換を行います。申請から工事完了までおおよそ1〜2週間です。金額は分電盤の状態や配線経路で工事内容が大きく変わるので、現場を拝見してからお見積もりをお出ししています。エアコン本体と同時依頼でトータル金額を抑えやすくなります。
単相3線式に切り替えると契約アンペアの考え方が少し変わるご家庭もあります。ただ200V家電を効率よく使えるメリットの方が大きく、エアコンの電気代は下がるご家庭がほとんどです。現地調査の段階で目安もお伝えします。
