エアコンのフィルター掃除は 2週間に1回のホコリ取り+月1回の水洗い が基本です。掃除をサボると消費電力が5〜10%増え、月のエアコン代が200〜400円ほど余分にかかります。やり方は「掃除機でホコリを吸う→ぬるま湯で洗う→陰干しで2〜3時間乾かす」の3ステップ。自動お掃除機能つきでも年に1〜2回はカバーを開けて中を確認してください。
1フィルターは何ヶ月に1回掃除すればいい?
「フィルター掃除って、ぶっちゃけどれくらいの頻度でやればいいの?」とよく聞かれます。
答えはシンプルで、2週間に1回はホコリを吸って、月に1回は水洗い。これが基本のリズムです。
ただ、季節によって使う量が違うので、こんな目安で覚えておくとラクです。
季節別のフィルター掃除リズム
- 夏(6〜9月):2週間に1回ホコリ取り+月1回水洗い。毎日使うのでホコリが溜まりやすい
- 冬(12〜2月):2週間に1回ホコリ取り+月1回水洗い。空気が乾燥しているのでホコリも舞いやすい
- 春・秋(中間期):使うときだけ前後でホコリを軽く吸えば十分
掃除をサボるとどうなる?
フィルターにホコリが溜まると、エアコンが空気を吸い込みにくくなります。ちょうど人間が マスクを2枚重ねて走っている ような状態。同じ涼しさを作るのに、余計な力を使うことになります。
各メーカーの試算では、フィルターがつまっていると消費電力が 5〜10%増える。月のエアコン代が4,500円のお宅なら、毎月200〜400円損している計算です。
家族にアレルギー・喘息の方がいるお宅、ペットを室内で飼っているお宅は、もう少し頻度を上げた方が安心です。週に1回ホコリ取りでもやりすぎではありません。
2自動お掃除機能つきでも掃除は必要?
「うちのエアコン、自動お掃除機能ついてるから、何もしなくていいと思ってた」——これ、現場で本当によく聞きます。
結論から言うと、自動お掃除機能つきでも、定期的な確認は必要です。
自動お掃除機能がやってくれること
自動お掃除機能とは、フィルターについたホコリをブラシでこそげ落として、ダストボックス(ホコリを溜める箱)に集めてくれる仕組みです。フィルターがホコリで詰まらないようにしてくれるので、確かに手間は減ります。
でも、ダストボックスがいっぱいになると止まる
自動お掃除機能には落とし穴があって、集めたホコリは自動で外に出してくれません。ダストボックスにどんどん溜まっていって、いっぱいになると「お掃除サイン」が点滅して機能が止まります。
福岡の現場で15年やってきて、こういう相談をよく受けます。「自動お掃除のサインが点滅してるけど、何のことか分からなくて放置してた」というケース。中を開けたら、ダストボックスがホコリでパンパンなお宅、けっこう多いです。
- 年に1〜2回はカバーを開けて、ダストボックスを確認・空にする
- 2〜3年に1回はフィルター本体を外して水洗い
- 「お掃除サイン」が点滅したら早めに確認する
自動お掃除機能は「フィルター」のホコリだけを取ります。エアコンの中のカビや油汚れ(熱交換器やファン)には届きません。ここは別の話なので、後の章で詳しく書きます。
3正しいフィルターの外し方・洗い方・乾かし方
フィルター掃除のやり方、メーカーが違っても基本は同じです。3ステップで終わります。
ステップ1:本体カバーを開けて、フィルターを取り出す
まず、必ずエアコンの電源を切ってコンセントを抜くこと。動いている状態で開けるのは危ないです。
エアコンの前面のカバーを下から両手で持ち上げると、カチッと開きます。中にあるグレーやベージュの網目状の板がフィルター。そっと手前にスライドさせて引き出します。
ステップ2:掃除機でホコリを吸う→ぬるま湯で水洗い
外したフィルターは、まず 掃除機でホコリを吸い取ります。ホコリがびっしりついている状態でいきなり水洗いすると、ベチャッと固まって取れにくくなるので、先に乾いた状態で吸うのがコツ。
そのあと、30度くらいのぬるま湯で洗い流します。汚れがひどければ、中性洗剤を薄く溶かしてやわらかいスポンジで撫でるように洗ってください。ゴシゴシこするとフィルターが破れやすいので注意です。
ステップ3:陰干しで2〜3時間乾かしてから戻す
洗ったフィルターは、風通しのいい日陰で2〜3時間しっかり乾かします。直射日光に当てるとフィルターが反って、本体に戻したときにすき間ができてしまうのでNG。
完全に乾いたら、外したときと逆の手順で本体に戻して終わりです。
4やってはいけないNG行動3つ
意外と知られていない「フィルター掃除のNG」を3つ紹介します。やってしまっている方、けっこう多いです。
NG1:熱湯で洗う
「汚れを落としたいから熱湯がいいんでしょ?」と思いがちですが、これは逆効果。フィルターは 樹脂(プラスチック)でできているので、熱湯をかけると変形してしまいます。30度くらいのぬるま湯で十分です。
NG2:ドライヤーや直射日光で乾かす
早く乾かしたい気持ちは分かりますが、ドライヤーの熱や夏の直射日光もフィルターを変形させます。乾いた後に「あれ、本体にうまくはまらない…」となる原因の9割がコレです。必ず陰干しで自然乾燥してください。
NG3:完全に乾く前に本体に戻す
濡れたままフィルターを戻すと、エアコン内部に水分が入って カビが繁殖する原因になります。あとで「エアコンが酸っぱい臭いがする…」となるのは、これがきっかけのことが多いです。
フィルターを外した本体側を、濡れた雑巾でゴシゴシ拭くのもNG。エアコンの中には電気の基板があるので、水分が入ると故障のもとになります。本体側はやさしく乾拭きまでに留めてください。
5フィルターでは取りきれない汚れがある時のサイン
「フィルター掃除はちゃんとしてるのに、なんか効きが悪い…」「掃除した直後なのに臭いが取れない…」という場合は、フィルターより奥に汚れが溜まっているサインです。
こんな症状が出たらプロのおそうじどき
- フィルターを掃除しても 酸っぱい・カビ臭い臭いが消えない
- 風が出てくる場所の奥に 黒い点々(カビ) が見える
- エアコンを止めた後、しばらく 水のしたたる音がする
- 運転中に 白い綿のようなホコリが飛んでくる
- 使い始めて 2〜3年以上 プロの分解クリーニングをしていない
こうなると、フィルターの奥にある 熱交換器(ねつこうかんき/アルミの板状の部品)や、風を送る ファン にカビ・油汚れがびっしり付いています。ここは家庭の道具では洗えません。
プロの分解クリーニングってどんなおそうじ?
プロの分解クリーニングは、カバーを外して中までしっかり洗うおそうじのこと。専用の高圧洗浄機や薬剤を使って、家庭では届かない奥のカビ・油汚れを根こそぎ落とします。
目安は2〜3年に1回。終わった後は、エアコンの効きと臭いがまるで新品みたいにリセットされます。古いエアコンの場合、買い替えた方がトータルでお得なケースもあるので、その時々の状況でご相談いただければ正直にお答えします。
エアコンのお手入れ・効きで
気になることがあれば
お気軽にご相談ください
「フィルター掃除してもなんか変…」「うちのエアコン何年目だっけ?」というふんわりした相談で大丈夫です。
福岡の現場で15年やってきた感覚で、お手入れで直るのか・分解クリーニングが必要か・買い替えが得か、正直にお答えします。
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現場の状況を確認のうえ、正確なお見積もりをご案内します
❓ よくある質問
目安は2週間に1回のホコリ取り+月1回の水洗いです。毎日エアコンを使う夏冬のシーズン中は2週間ごと、春秋で使う頻度が落ちる時期は月1回でも大丈夫です。掃除をサボると消費電力が5〜10%増え、月のエアコン代に200〜400円ほど上乗せされます。
必要です。自動お掃除機能はホコリを集めてダストボックスに溜める仕組みなので、ボックスがいっぱいになると機能が止まります。年に1〜2回はカバーを開けて中を確認し、ダストボックスを空にしてください。フィルター本体も2〜3年に1度は外して水洗いがおすすめです。
陰干しで2〜3時間が目安です。直射日光に当てるとフィルターが変形・変色するので、風通しのいい日陰で乾かしてください。完全に乾いていない状態で本体に戻すと、内部にカビが生えやすくなり、酸っぱい臭いの原因になります。
熱湯で洗う・洗剤を強くこする・ドライヤーで乾かす、の3つはNGです。フィルターは樹脂製なので変形してしまい、すき間ができてホコリを通してしまいます。ぬるま湯(30度くらい)に中性洗剤を薄く溶かし、やわらかいスポンジで撫でるように洗うのが正解です。
フィルターより奥の熱交換器(アルミの板状の部品)にホコリ・カビが溜まっている可能性が高いです。ここは家庭では洗えないので、プロの分解クリーニング(カバーを外して中までしっかり洗うおそうじ)が必要です。2〜3年に1回が目安で、エアコンの効きと臭いがリセットされます。
