エアコンが冷えない時は、まず ①フィルターのホコリ②リモコンの温度・モード③家の外の機械(室外機)④電気のスイッチ(ブレーカー) の4つを順番に見てください。だいたい半分以上のお宅は、この5分のチェックで原因が見つかります。それでも直らないときは エアコンの中のガス(冷媒)が漏れている 可能性が高いので、無理せず専門業者へ。焦げ臭い/水がドバドバ出る/ガタガタうるさい は今すぐコンセントを抜いてください(火災や水漏れ被害を広げないため)。
1修理を呼ぶ前にやるべき4つのチェック
「真夏の午後、家に帰ってきたらリビングがサウナ状態。リモコン連打しても全然冷えない!」——こういう電話、福岡の現場で15年やってきましたが、真夏は1日10件くらい入ります。
でも、いきなり修理を呼ぶのはちょっと待ってください。出張費だけで5,000〜8,000円かかりますし、繁忙期は「来週まで埋まってます」と言われることもザラ。まず5分だけ、自分でできるチェックをしてからの方が断然トクです。
現場の感覚でいうと、この4点チェックの段階で半分以上のお宅は原因が見つかります。残りの4割が修理が必要なケース(エアコンの中のガス漏れ・基板の故障など)、1割が「もう寿命なので買い替え」という割合です。
修理を呼ぶ前にやる4つのチェック
- ① フィルター:ホコリでフタが詰まっていないか
- ② リモコンの設定:冷房と暖房を間違えていないか/温度がおかしくないか
- ③ 家の外の機械(室外機):動いているか/まわりに物が積もっていないか
- ④ 電気のスイッチ(ブレーカー):エアコン専用のブレーカーが落ちていないか
この4つを全部見て、それでも冷えないときは、エアコンの中の「冷媒」というガスが外に漏れている 可能性が高いです。冷媒というのはエアコンが熱を運ぶための液体ガスで、これが抜けると室内機がいくら頑張っても冷風は出ません。見分け方は セクション4 で詳しく書きます(風の温度・霜・油じみの3つを見るだけ)。
福岡の真夏(7〜8月)は修理業者がパンパンで、「予約は1〜2週間後です」と言われることもあります。先に自分で4点チェックして「外の機械が動いてない」「風がぬるい」など症状を伝えると、業者側も部品を準備して来られるので、結果的に早く直ります。
2「冷えない」「効きが弱い」原因の見分け方
ひとくちに「効かない」と言っても、「全然冷えない」のか「ちょっと冷えるけど弱い」のかで原因がぜんぜん違います。家にある温度計1本あれば、3か所の温度を見るだけで原因がぐっと絞れます。
3か所の温度を見るだけで原因が分かる
- ① 部屋の真ん中の温度:温度計を置いて測る。設定温度と3度以上ちがったら、効いていない証拠
- ② エアコンの風が出る場所:冷房なら15度前後、暖房なら40度以上の風が出ていれば正常
- ③ 家の外の機械(室外機)から出る風:冷房中なら温かい風、暖房中なら冷たい風が出ていればOK
症状別、原因の見当のつけ方
「風口は冷たいのに、部屋がいっこうに冷えない」——このパターンは、エアコン本体は元気なのに、部屋の広さに対してパワーが足りていません。6畳用を10畳の部屋に付けてしまっているとか、リビングのドアを開けっ放しでダイニングまで冷やそうとしている、南向きの大きな窓から日射しがガンガン入っている、などが典型です。
「風口から出てくる風そのものがぬるい」——これがいちばん多いパターン。原因の候補は3つで、フィルターのホコリ詰まり/外の機械のまわりに物がある/エアコンの中のガスが漏れている。フィルターと外の機械を確認しても改善しなければ、ガスが漏れている可能性が高いです。
「家の外の機械(室外機)がうんともすんとも動かない」——これは電気のスイッチ(ブレーカー)が落ちている、コンセントが抜けている、または中の基板の故障の可能性。ただし冬場は「霜取り運転」というしくみで5〜10分わざと止まることがあるので、少し待ってから判断してください(霜取りについては別記事で詳しく書いています)。
福岡は7〜8月に35度を超える日がザラにあります。気温35度の日に設定27度で運転しても、エアコン自体は限界まで頑張っているけど室温が30度くらいまでしか下がらない、ということが起こります。これは故障じゃなくて、エアコンのパワーが部屋の広さに対して足りていない状態。買い替えのときに、ワンサイズ上の機種を選ぶと解決します。
3リモコンの設定ミス・電池切れの確認手順
意外と多いのが、リモコンのボタンの押し間違いと電池が古くなって信号が弱っているパターン。「修理を呼んだら、リモコンの電池切れですね、で終わりだった」というお宅、現場でも本当によく見ます。出張費だけ払って「お騒がせしました」となるのはもったいないので、3ステップだけ確認しておきましょう。
ステップ1:リモコンの設定を見直す
- 「冷房」のつもりが 「暖房」「除湿」「送風」 になっていないか(ボタンを誤って押すと意外と気づかない)
- 設定温度が 夏なら24〜27度・冬なら20〜23度 あたりになっているか(30度設定で「冷えない」と言っているお宅、たまにあります)
- 「自動」モードのまま、意図と違う動きをしていないか
- タイマー・おやすみモードが知らないうちにONになっていないか
ステップ2:リモコンが本当に壊れているか、スマホで確認する裏ワザ
電池を新しいのに変えても反応しない——そういうとき、スマホのカメラを起動して、リモコンの先端(信号が出る部分)に向けながらボタンを押してみてください。
- カメラの画面で先端が 白〜紫っぽくピカッと光る → リモコンは正常。エアコン本体の受け取る側が壊れている可能性
- 光らない → リモコン本体の故障。電池の入れ方が逆になっていないかも合わせて確認
リモコンの信号は赤外線という、人の目には見えない光で出ています。でもスマホのカメラには映るんです。これは 「リモコンが悪いのか、エアコンが悪いのか」を切り分ける一番カンタンな方法なので、覚えておくと便利です。
ステップ3:応急しのぎなら「汎用リモコン」が便利
リモコンが本当に壊れていた場合、家電量販店やネット通販で 汎用リモコン(1,500〜3,000円くらい) が売っています。「いろんなメーカーで使えますよ」というやつです。
純正品(メーカー取り寄せだと2〜4週間かかることも)を待つ間の応急しのぎとしては十分使えます。ただし「除湿」「快眠モード」など細かい機能は使えないので、長く使うなら純正品の取り寄せをおすすめします。
4ガス漏れの見分け方(風温・霜・油じみ)
フィルターも掃除した、外の機械(室外機)のまわりも片付けた、ブレーカーも見たけど落ちていない——それでも冷えない。このとき最後に疑うのが、エアコンの中の冷媒(れいばい)が外に漏れている状態です。
冷媒というのは、エアコンが熱を運ぶための液体ガス。人間でいう血液みたいなもので、これが抜けてしまうと、室内機がどれだけブンブン動いても、冷たい風はまったく出てきません。
ガスが漏れているかを見分ける3つのサイン
- ① 風がぬるい:冷房中なのに、風口から出てくる風が25度以上ある(手をかざしてもひんやり感ゼロ)
- ② 家の外の機械の配管に霜や氷:外の機械から出ている細い銅の管の付け根に、白い霜や氷がべっとり付いている
- ③ 配管の根元が油っぽい:冷媒には少しオイルが混ざっているので、漏れているところはうっすら油じみができます
ガス漏れは自分では直せません(絶対に補充剤など買わないで)
「ガスが減ってるなら補充すればいいんじゃ?」と思いますよね。でも冷媒ガス(R32・R410Aといった種類)は、素人が補充できる仕組みになっていません。ホームセンターに「補充剤」みたいなものがありますが、家庭用エアコンには使えないので買わないでください。
正しい修理は、漏れている穴を見つけて → 配管を熱でくっつける専門作業(ろう付け)→ 中の空気を専用ポンプで抜く(真空引き)→ ガスを正確な量だけ入れ直す、という流れ。専用の器具と国家資格が必要な作業です。費用は だいたい2〜5万円くらいが相場。
ただし、10年以上使っているエアコンの場合は、1か所直してもまた他の場所から漏れることが多いです。修理に5万円かけて、また半年後にダメになるなら、買い替えた方がトクなケースがほとんどですね。
正しく取り付けられたエアコンは、ガスが自然に減ることはありません。「ガスが減ってますね、補充しましょう」と勝手に補充をすすめてくる業者は、漏れの原因を直さないままガスだけ足すので、すぐにまた抜けて結局お金の無駄になります。漏れの場所を特定する作業をやってくれる業者を選んでください。
5自分で対処してはいけないサイン
ここまで「自分でチェックしてみてくださいね」と書いてきましたが、絶対に自分で粘っちゃいけないサインもあります。これが出たら、迷わず今すぐコンセントを抜いてください。無理して使い続けると、火事や漏電、ほかの部品まで一気にダメになる二次被害が出ます。
これが出たら今すぐ運転を止める4つのサイン
- 焦げ臭い/煙が出ている:中の電気部品が燃え始めているか、モーターが焼けている可能性。火事の一歩手前
- 水がドバドバ漏れている:ちょっと水が垂れる程度ではなく、床がびしょびしょになるレベル。床下や天井裏にまで被害が広がる前に止める
- ガタガタ・キーン・金属がぶつかるような音:ファンが壊れている/心臓部のコンプレッサーが不調を起こしている
- 家のブレーカーが何度も落ちる:漏電か、電気を流しすぎている状態。原因が分かるまで絶対に上げ直さない
「とりあえずリモコンで電源OFFにすればいいや」だと、エアコンの中にはまだ電気が流れています。本当に火事になりそうなときは、コンセントを抜く、または家のブレーカーで「エアコン専用」と書かれているスイッチを下げるのが正解です。煙が出ているなら、消火器も近くに用意してから対応してください。
修理するか、買い替えるか、迷ったときの目安
修理を依頼する前に、エアコンの右下や横に貼ってあるシールを見てください。製造年が10年以上前なら、買い替えを検討する価値があります。
10年前のエアコンが大きな故障(ガス漏れ・基板の交換・コンプレッサーの故障)を起こした場合、修理費は 3〜8万円かかります。これを払って直しても、他の部品もそろそろ寿命なので、また半年後・1年後に別の場所が壊れるリスクが高いんです。
一方、いまの省エネエアコンに買い替えると、1年で電気代が2〜3万円安くなります。本体と工事費の差額は3〜5年で回収できる計算なので、10年以上使っているなら買い替えた方がトータルでトクになるケースが多いです。
「うちのは修理で粘った方がいいの?それとも買い替え?」と迷ったら、症状とエアコンの製造年を教えてください。福岡の現場で15年やってきた感覚で、正直にお答えします。
4点チェックで直らなければ、
まずはお気軽にお電話ください
「フィルターも掃除した、外の機械も片付けた、ブレーカーも見た、リモコンも替えた、それでも冷えない」——ここまで来たら、もう専門業者の出番です。
福岡の現場で15年やってきた感覚で、「修理で粘った方がいいか、買い替えた方がトクか」を、正直に・売り込みなしでお伝えします。
年中無休 8:00〜20:00 | 福岡全域対応
現場の状況を確認のうえ、正確なお見積もりをご案内します
❓ よくある質問
フィルター・温度設定・室外機・電源の4点を順番にチェックしてください。多くのケースはこの4つのどこかで原因が見つかります。フィルター掃除と設定確認だけで直るケースが半分以上です。これで改善しなければガス漏れ・基板故障の可能性が高いので、専門業者にご相談ください。
まず電池を交換してください。それでもダメならスマホのカメラ越しにリモコンの送信部を見て、ボタンを押した時に光るか確認します。光るならリモコンは正常で本体側の受光部不良、光らなければリモコン故障です。汎用リモコンで応急対応もできます。
室外機が動いていない場合は、まずブレーカーが落ちていないか・室外機まわりに物が積もっていないかを確認します。霜取り運転中(冬場)や保護停止中は5〜10分で再起動するので少し待ちます。それでも動かない場合は基板やコンプレッサーの故障の可能性が高く、修理依頼が必要です。
吹き出し口からの風が「冷たくない・ぬるい」、室外機の配管接続部に霜・氷が付いている、配管の根元に油じみがある、の3点でガス漏れが疑えます。冷媒ガスは家庭で補充できないので、見つけたら専門業者に連絡してください。古い機種は修理より買い替えの方が安く済むケースが多いです。
焦げ臭い/火花・煙が出る/水が大量に漏れている/異常な振動や金属音がする、の4つはすぐ運転を止めてコンセントを抜いてください。火災・漏電・部品破損のリスクがあります。これらは自分で直そうとせず、必ず専門業者に依頼してください。
