福岡市の空き家の現状をデータで把握

福岡市の住宅街に点在する空き家のイメージ
福岡市でも空き家は年々増加傾向にあります(イメージ)

全国的に「空き家問題」がクローズアップされる中、福岡市も例外ではありません。総務省が5年ごとに実施する「住宅・土地統計調査」(2023年版)のデータによると、福岡市の空き家数は約10万戸、空き家率は約12%に達しています。

約10万戸
福岡市の空き家数
住宅・土地統計調査(2023年)
約12%
福岡市の空き家率
全国平均は約13.8%
+1.5%
5年前からの増加幅
2018年比

全国平均(約13.8%)よりはやや低いものの、5年前の調査から約1.5ポイント上昇しており、増加傾向は明確です。特に注目すべきは「その他の住宅」に分類される放置型の空き家。賃貸・売却用ではなく、管理が行き届いていない空き家が増えている点が、防犯面で問題となっています。

空き家の増加は、周辺の治安や不動産価値にも影響します。「近所に空き家が増えた」「管理されていない空き家がある」――こうした声は、福岡市内の住宅地でも珍しくなくなりました。

この記事で使用するデータ

総務省「住宅・土地統計調査」(2023年版)および福岡市の公表データをもとに、区別の空き家率や推移を分析しています。防犯関連データは福岡県警「犯罪統計資料」を参照しています。

区別の空き家率ランキング(7区比較)

福岡市の区別空き家率データのイメージ
行政データから各区の空き家率を分析(イメージ)

福岡市は7つの行政区で構成されていますが、空き家率は区によって大きな差があります。都心部と郊外では事情が異なり、最大で約2倍の差が見られます。

順位 区名 空き家率 主な特徴 防犯リスク
1位 城南区 約16% 大学周辺の古い賃貸が多い やや高い
2位 早良区 約14% 郊外の戸建てエリアで高齢化 やや高い
3位 南区 約13% 住宅密集エリアに古い物件 中程度
4位 博多区 約12% 単身向け賃貸の空室が中心 中程度
5位 中央区 約11% マンション空室が多い 低め
6位 東区 約10% ファミリー向け新築が多い 低い
7位 西区 約9% 新興住宅地で需要が高い 低い

城南区・早良区で空き家率が高い理由

城南区は福岡大学をはじめとする大学が多く、学生向けの古い賃貸アパートが集中しています。少子化による学生数の減少で、こうした物件が空室のまま放置されるケースが増えています。

早良区は、郊外の戸建て住宅地(特に内野・脇山エリア)で高齢化が進み、相続後に管理されない空き家が増加傾向にあります。駅からの距離が遠い物件ほど、空き家化しやすい傾向が見られます。

東区・西区が低い理由

東区(千早・香椎エリア)と西区(姪浜・九大学研都市エリア)は、新築マンションや分譲地の供給が活発で、ファミリー層の流入が続いています。需要が高い分、空き家になりにくいエリアです。

空き家が多いエリアの防犯リスクと対策

空き家の隣の住宅に設置された防犯カメラのイメージ
空き家の隣では、防犯カメラの設置が特に効果的です(イメージ)

空き家の増加は、周辺住宅の防犯リスクを確実に高めます。福岡県警の犯罪統計によると、空き家率が高いエリアでは侵入盗の発生率も高い傾向があります。その理由は明確です。

空き家が防犯リスクを高める3つの理由

  • 人目が減る:住人がいない=監視の目がなくなる。空き巣犯にとって「下見しやすく、逃げやすい」環境になります
  • 死角が増える:管理されていない庭の草木が茂り、見通しが悪くなる。不審者が隠れやすい環境を作ります
  • 「この地域は管理されていない」という印象:いわゆる「割れ窓理論」。1軒の空き家の荒廃が、地域全体の治安低下につながります

福岡市の侵入盗の傾向

福岡県警によると、福岡市の住宅侵入盗は年間約600件。特に一戸建て住宅の被害が多く、全体の約6割を占めます。空き家の隣接住宅や、空き家を経由して侵入されるケースも報告されています。

空き家の隣に住んでいる方の防犯対策

  • 防犯カメラの設置:空き家側に面した外壁や玄関に向けてカメラを設置。スマホで遠隔確認できるWi-Fi対応カメラが効果的。設置費用は1台あたり3〜5万円程度
  • 鍵のグレードアップ:旧式のディスクシリンダーからディンプルキーへ交換。ピッキング耐性が大幅に向上します。交換費用は1万〜2万円程度
  • センサーライトの設置:空き家側の死角になる場所に人感センサーライトを設置。不審者への威嚇効果があります
  • インターホンのモニター化:来訪者の顔が確認できるモニター付きインターホンへ交換。録画機能付きなら不審者の記録も可能

空き家リノベーション時に必要な設備工事

空き家リノベーション工事のイメージ
空き家リノベーションでは、設備の全面更新が必要なケースが多い(イメージ)

空き家をリノベーションして住む・貸し出す場合、住宅設備の全面的な更新が必要になることがほとんどです。特に10年以上放置された空き家では、設備の経年劣化が進んでいます。

設備工事 優先度 費用目安 理由
エアコン新設・交換 必須 3〜8万円/台 10年超の古いエアコンは電気代2倍以上。冷媒ガス漏れリスクも
鍵シリンダー交換 必須 1〜2万円/箇所 前の住人や関係者が合鍵を持っている可能性。防犯の基本
防犯カメラ設置 強く推奨 3〜5万円/台 空き家だった物件は侵入のターゲットになりやすい
インターホン交換 強く推奨 1.5〜3万円 古い音声のみ→モニター付き・録画機能付きへ
テレビアンテナ設置 推奨 2〜4万円 古いアンテナは錆びて受信不良。デザインアンテナに交換
電気配線の更新 状況次第 5〜20万円 漏電リスクがある場合は必須。ブレーカー容量アップも

エアコンは「新設」が基本

空き家に残っている古いエアコンは、ほとんどの場合再利用不可です。冷媒ガスが抜けている、コンプレッサーが劣化している、電気代が最新型の2倍以上かかるなど、修理するよりも新品に交換するほうが経済的です。

リノベーション時にエアコンの配管穴や専用コンセントも同時に整備しておくと、後から追加する手間とコストが省けます。

鍵交換は「入居前に必ず」

前の所有者、不動産業者、工事業者など、空き家の鍵のコピーを持っている人は想像以上に多いものです。リノベーション完了後、入居前に鍵シリンダーを新品に交換するのは防犯の大前提です。ディンプルキーなど防犯性能の高い鍵への交換がおすすめです。

電気系統のチェックは忘れずに

長期間使われていない住宅では、電気配線の劣化による漏電リスクがあります。特に20年以上前の建物では、ブレーカーの容量が現代の電化製品に対応できないケースもあります。エアコンや大型家電を使う前に、電気工事士による点検をおすすめします。

リノベ費用を抑える賢い工事の進め方

リノベーション完了後の快適なリビングのイメージ
リノベーション後は最新設備で快適な暮らしに(イメージ)

空き家のリノベーションでは、複数の設備工事を効率よくまとめることがコスト削減の鍵です。

まとめ発注で工事費を削減

  • 出張費の削減:エアコン・防犯カメラ・鍵交換・インターホンを別々の業者に頼むと、出張費が4回分かかる。1社にまとめれば出張費は1回分
  • 工期の短縮:複数工事を1日〜2日で完了させることで、現場管理の手間やコストが減少
  • 配線の効率化:防犯カメラとインターホンの電源・配線をまとめて施工することで、壁の開口や配線ルートを共用でき、仕上がりもきれい

補助金・助成金の活用

空き家のリノベーションには、自治体の補助金制度が利用できる場合があります。

  • 福岡市の空き家改修補助:条件を満たすリノベーションに対して、工事費の一部を補助する制度があります。最新の情報は福岡市のホームページでご確認ください
  • 省エネリフォーム補助金:高効率エアコンへの交換は、国の省エネ補助金の対象になることがあります
  • 防犯対策助成:一部の区で防犯カメラ設置に対する助成制度がある場合があります

工事のタイミング

リノベーション工事は内装工事と同時に進めるのがベストです。壁や天井を開けている段階で配管・配線を通せば、仕上げ後に工事するよりはるかに効率的。工事の順番は以下がおすすめです。

  1. 電気配線の更新(ブレーカー・コンセント)→ 壁を開けている段階で実施
  2. エアコン配管の準備(スリーブ・ドレン・専用回路)→ 壁の下地段階で
  3. インターホン・防犯カメラの配線 → 壁の仕上げ前に
  4. 鍵交換・アンテナ設置 → 内装完了後でOK
  5. エアコン本体の取り付け → 壁紙やクロス施工後が理想

エアソリのリノベ対応サービス

エアソリの職人チームが設備工事をしているイメージ
エアソリならリノベーションに必要な設備工事をまとめてお任せ(イメージ)

エアソリは福岡市を中心に、空き家リノベーションの設備工事をワンストップで対応しています。エアコン・防犯カメラ・鍵交換・インターホン・アンテナ・電気工事など、複数の工事をまとめてお受けできるのが最大の強みです。

エアソリが選ばれる理由

  • 職人直営だから中間マージンなし:大手リフォーム会社の下請けではなく、職人が直接対応。余計な中間コストがかからない適正価格です
  • 複数工事をまとめて対応:エアコン+防犯カメラ+鍵交換+インターホン+アンテナを同日〜2日で完了。何日も立ち会う手間が不要です
  • リノベ業者との連携実績:内装工事のスケジュールに合わせた柔軟な日程調整が可能。壁の仕上げ前の配線工事にも対応します
  • 福岡市全7区に対応:東区・博多区・中央区・南区・早良区・城南区・西区のすべてに出張対応いたします

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よくあるご質問(FAQ)

福岡市の空き家率はどれくらいですか?

総務省の住宅・土地統計調査(2023年)によると、福岡市全体の空き家率は約12%です。全国平均の約13.8%よりやや低いものの、区によって9%〜16%の差があり、特に城南区や早良区で高い傾向にあります。

空き家が多い地域は防犯面で危険ですか?

空き家が多い地域では、人目が少なくなるため侵入盗や不法投棄のリスクが高まる傾向があります。福岡県警の統計でも、空き家率の高いエリアと侵入盗の発生件数には一定の相関が見られます。隣接する住宅では防犯カメラや鍵交換などの対策が重要です。

空き家をリノベーションする際に必要な設備工事は?

空き家リノベーションでは、エアコンの新設・交換、防犯カメラの設置、鍵シリンダーの交換、インターホンの更新、テレビアンテナの設置・交換が基本的な設備工事です。電気配線が古い場合は、ブレーカーの容量アップや配線のやり直しが必要なこともあります。

リノベーション時の設備工事をまとめて依頼できますか?

はい、エアソリではリノベーションに伴うエアコン・防犯カメラ・鍵交換・インターホン・アンテナ・電気工事など、住宅設備工事をまとめてお受けしています。複数工事をまとめることで、工期短縮とコスト削減が可能です。

空き家の隣に住んでいますが、防犯対策として何をすべきですか?

空き家の隣接住宅では、防犯カメラの設置が最も効果的です。特に空き家側に面した外壁や玄関に向けてカメラを設置し、スマホで遠隔確認できるようにすると安心です。加えて、鍵のグレードアップ(ディンプルキーへの交換)やセンサーライトの設置もおすすめします。